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パンストパロ ムスカリ


ガーターベルトさんなムスカリ。
色っぽい素敵(´∀`*)
色っぽいけど普段より布面積は多い。
ありがとうございましたv





 納期を重視するのは日本人の性である。守って当然、遅れるようなことがあればクズ。
 何にしても、期限を守るというのは当たり前のことであるし、別段おかしいことでもない。状況によっては少々行き過ぎているのではないかと感じる部分もあるものの、当然のことを当然と受け入れる国民性は喜ばしいものだ。
 人とは違う自分たちがその国民性に当てはまるのかと言われれば判断はつかない。けれど、時代の流れと共に随分と多くなった花々がこの国を拠点とするようになってそれなりの時を重ねている。生まれも育ちもこの国育ちの自分たちの性分が、その国民性に当てはまっていると言ってもいいのではないだろうか。
「――はぁ」
 重く吐き出した溜息を咎める者はいない。立てた片膝に頭を預けたまま時計に目をやると、物々しい古びた時計は十二時を指そうとしていた。
 今日の十二時までに持ってこいと言ったと思うんだがな、と頬を膝に押し当てて、いまだ手元にやってこない書類にどうしたものかと目を伏せた。
 無駄に触手を伸ばした歴代たちのせいで、仕事は山のようにある。その崩すのも嫌になるほどの仕事のほとんどは自分でどうにかできるものの、どうしても自分では行えないものも存在する。主に人外のお偉方相手の会談ややり取り等であるが、これはいうほど難しいことではない。円滑な関係に導いてくれた歴代と時の流れには感謝するばかりだ。
 あいつにはその微々たる難しくないことしかさせていないというのに、仕事が滞るのは何故なのだろう。
 数ヶ月ぶりに、自分の仕事が一段落した。あとはあの馬鹿に渡した書類が戻ってくれば人心地つけるというのに、その書類一枚が返ってこない。しかもその書類がなければあと少し残っている仕事が片付けられないのだ。
 はぁ、と何度目かもわからない溜息を吐き出し、手の内で万年筆を弄ぶ。
 短針が真上を指したかちりという音と、からんと響いた下駄の音が重なった。
「――ムスカリさま、行儀がわるうございます」
 品の良さを漂わせる動きで室内へと立ち入った紅い振袖に視線を投げて、その手に納められた紙切れを捕らえる。ぼーんぼーんと重い音を響かせる時計が示す現在の時刻は正午、十二時きっかりだ。
 本来ならば発したほうがいいのだろう咎めの言葉の数々を飲み込んで、代わりにひとつ溜息を吐く。促すようにやる気なく手を差し出せば、ひらりと差し出される一枚の紙。
「……おたずねしても、よろしいでしょうか」
「なんだ」
「なにゆえ、そのようなお姿をなさっているのですか」
 そこはかとなく既視感があるのですけれど、と漏らした椿に目をやる。面の口元に袖口をあてどことなく胡乱気な空気を醸し出している様は、実にわかりやすい。面の奥の瞳がどこに向けられているのかありありと理解できて、どうでもいいと思う反面、少しくらい灸をすえておくかと書類に目を落とした。
「今更でかくなるなんて望みは捨てたほうがいいぜ」
 刹那、びきりと空気が固まって。
 片袖だけでなく両袖で口元を覆った椿は、わずかにぷるぷると震えながらこくりと頷いた。






某ガーターさんな格好でお仕事してるムスカリ。たぶんラベンダーさんのご好意とかそんなん。
時間に余裕があったのと特に服にこだわりがないので請われるままに着ちゃったとかそんなん。
あと基本的に当て擦りの類をしないムスカリに嫌味という形で咎められた理由はわかってるので大人しく頷く椿。
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