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フラペチーノ桜


ちゃっかりとお邪魔している感じの、可愛らしい桜です。
春らしい感じが素敵(´∀`*)
もうそんな季節なんだなぁとしみじみ。
ありがとうございましたv

「――っていう夢を見たんやけど、僕市販の桜味あんまり好きやあらへんのよ」
「曲がりなりにも桜の化身のようなキミが言えた台詞ではないと思うけどね」
「だぁってぇ、なんやべとっと鼻に抜けるような妙な匂いが張り付いてるやーん? 僕あれ嫌いなんよ、うっすらついてるんは平気なんやけどねぇ」
「僕の嗅覚が正しければ、キミはキミの言うべとっと鼻に抜けるような妙な香りをしているよ」
「だから桜の匂いやのうて桜味やって~。匂いはまぁええよ、でもあの後味の気持ち悪さは何やの? おいしいところはちゃんとおしいいのに、何であんなにねっとり薄いくせに変にくどくて気持ち悪いの? 桜のイメージぶち壊しやない?」
「キミとそう短くない年数付き合ってきた僕の感覚が正しいなら、ねっとり薄いくせに変にくどくて桜のイメージぶち壊しという点ではとてもキミを理解しているんじゃないかと思うよ」
 手元の本に視線を落としたまま、それほど抑揚のない返事を返してくるきついピンク頭。
 普段の騒々しさはどこへいったんだというほど大人しく文字を辿っている向かいのピンク頭にぶーぶーと口を尖らせて、残りの少なくなったオレンジジュースを啜った。ちなみにこのオレンジジュースは『酒はダメだからオレンジジュースをくれないか!』と意気揚々と頼んでおきながら、結局メロンソーダが飲みたいとあとでそちらを注文した目の前の連れのこぼれものである。それが言いたいだけならその場で注文を取り消せばいいと思うのだが、生憎と彼はそれを学習しないようだ。おかげで毎回あまったオレンジジュースは本人以外の胃の中へと消えることになる。
 ずずっと飲み干したストローから口を離し、向かいの席で熱心に読書に励む少年に目を向ける。年にしては低い身長と幼い風貌は、いつまでも少年の心を忘れていないが故なのだろうか。
「もうすぐ春休みも終わってしまうんやねぇ。二週間なんてほんまにすぐやね。課題とかどないしょう」
「自分に課せられたものをどう捌くかは己次第だよ。それこそ腕の見せ所だろう」
「僕の腕はお人形さん専用なんですぅ~」
 ふぅ、と軽く息をついて窓の外を眺める。春休みが終わる前にと遊びに出ているのだろう同世代の集団が通り過ぎていくのを見送って、どうせなら誰か呼ぼうかとぱちりと携帯を開いた。ファミレスで男二人という寂しい状況を打破してくれるのなら誰でもいい。
 頬杖をついてぽちぽちとめぼしい人物を探っていると、ぱたりと本を閉じる軽い音。
 ああ読み終わったのかと目だけそちらに向ければ、いつも通りの輝かんばかりにきらきらとした瞳とかち合った。
 今度の設定は何なのだろう。ひとりで謎の組織を追う正義のマフィアか、唯一天の力を授かったという英雄の生まれ変わりか、体中に無数の目を隠した魔界の住人か、己の裏の人格が為した行為に怯える心優しき少年か。
 ちらりと、彼が先ほどまで呼んでいた本に視線を落とす。

『探偵○格』

 なるほど、今回は探偵か。
 それなら犯人扱いされるかわいそうな役回りが必要になるな、とそういう役割の似合うクラスメイトへのメール画面を開く。
 実は僕はね! と高らかに語り始めたピンク頭の自称探偵がでっち上げる事件がどんなものか、その結末が楽しみだ。






ある日の御辞儀草君と桜の話。
御辞儀草君がずっと街にいたなら、幼馴染とかでもかわいいなぁと思います(*´ω`*)
桜は面白がってるうちは付き合いがいいので、暇潰しがてら御辞儀草君に付き合って悪乗りしてそう。
たまに全力でネタを仕込んで遊んでそうです。
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