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ホワイトデー ぽーつば


ぽーちゃんちゅっちゅ(´∀`*)
でこちゅーはいろんな浪漫が詰まってると思います。
かっこいいぽーちゃんにきゅんきゅん(゚∀゚)ノ キュンキュン!
ありがとうございました!





 椿ちゃん、なんて珍しく猫撫で声で名を呼ぶものだから、その声があまりにも可愛らしくて気を抜いていた。ああもう今ならどれだけ後の仕打ちに痛い目を見ることになろうといつも以上に甘やかしたってかまわない、と胸をときめかせながらの振り向き様に抱き寄せられ、思いの外近かった距離に驚くよりも先に、額にやわらかな熱が振ってきて。
 思わずくらわせてしまった平手は、いつもよりもいい音がした。
「椿ちゃんいたーい」
「なんっ、なのですか……っ」
 まったく堪えた様子もなくへらりと笑う背の君の頬をもう一度引っ叩いてしまいたい衝動に駆られる。少し甘い顔を見せようとした矢先にすぐこれだ。
 距離を置こうとぐいぐい胸を押し返してみても、背に回った腕はびくともしない。少しでも拒む様子を見せると離すつもりがあるときは離してくれるのだが、今回はそうではないようだ。常人以上に非力な私に決定権はなく、結局はこの方に従うよりない。抵抗を諦めて押し返す力を緩めると、満足したように束縛が強まる。ついでとばかりに腰を這う手を抓り、軽く嘆息して背の君を見上げた。
「ん、椿ちゃんもー」
「は?」
 こんな状況でも熱を持つ頬を誤魔化すように口元に袖を当てると、隠すなと言うように指を絡め取られる。にこにこと上機嫌な様子が、憎たらしいほど愛らしい。
「俺にーちゅうして?」
「……なにゆえですか」
「ホワイトデーだから」
 反射で出そうになった手を握り締めることで抑え、わけがわからないと眉根を寄せる。
 今日の日付は三月十四日。世間で言うところのホワイトデーだというのは知っている。知ってはいるが、それがどうして『ちゅうして』になるのかわからない。ついでに言えば、額に口付けられたこともわからない。
「知らねぇの? ホワイトデーは、」
「好きな人の言うこと聞かなきゃいけない日なんだよ、などとおっしゃれば叩き出します」
 背の君の言葉を潰す形で言い切れば、一瞬嬉しそうな顔を見せた後、悄然とした様子で目を潤ませた。その訴えかけるような眼差しにわずかにたじろぐ。
 いつぞやかのバレンタインの折、同じように言い含められてあられもないことになってしまったのを忘れてはいない。あのときはまだ世俗に関する知識が浅くあっさり信じ込んでしまったが、今ならはっきりと言える。違う、ホワイトデーはそのような日ではない。ここで甘い顔を見せてはいけない。背の君をきちんと律するのも、伴侶たる私の務めなのだから。
 ここで甘やかしてはいけない、のだけれど。
「……」
「……いたしませんよ」
「…………(´・ω・`)」
「…………いたしませんから」
「………………(´・ω・`)」
「………………」
「(´・ω・`)……(´;ω;`)」
「Σ……っ」
「…………つばきちゃん」
 今にも捨てられる子犬のような眼差しと、懇願というにはあまりにも頼りない小さな呼び名に、胸の奥がきゅうっと疼いて。
 ことあと私は、ずっと足元でことの成り行きを見ていた真白な飼い猫に、盛大な溜息を吐かれることになる。






勝者・ぽーちゃん。敗者・椿。審判・シロ。
ただでさえぽーちゃんに甘い椿は、さらに加護欲刺激されるともうめろんめろんになる。胸きゅんしすぎておかしくなる。
ちゃんと椿もホワイトデーのお返しは用意してます。気合の入った豪勢な夕飯。
ぽーちゃんの好きなものたくさんで甲斐甲斐しくお世話させていただきます(´∀`*)
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