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ばれんたいん


バレンタイン企画で描いてくださいました!
普段と違う着物の椿がかわゆいです(´∀`*)
瓢箪君にぷれぜんとふぉーゆー。ただしチョコではなくお酒。
ありがとうございましたv





『お敵さまのところへ、いかれるのですか?』
 鉢合わせた幼姿の彼の方にそう声をかけると、返ってきたのは気の抜けたような戸惑ったような、なんとも言い表しようのない声だった。
「もうしわけございません、できすぎたことをもうしました」
「……お前さんも人が悪いのう」
 言葉とは裏腹の心中が伝わってしまったのか、目の前の御仁は苦笑を滲ませる。あなたさまほどではございませんよ、と声を綻ばせると、幼い苦笑が含みのある笑みにすりかわった。
 見た目通りの年齢でないのは重々承知しているし、そもそも姿さえ一定していない彼に子供らしさというものは端から求めていない。けれど、このどうにも食えない雰囲気が肌に馴染まず、彼に会うたびに胸の内に何かが巣食っているような感覚に襲われて落ち着かなかった。
 かといって、それが気持ちの悪いものかといえばそうではなく、むしろどことなく心地よさを感じるものだから始末が悪い。こそばゆさと言ったほうがわかりやすいだろうか。
「……、」
 お敵様のことを尋ねてみようかと口を開いて、けれどそれを言葉にすることなく吐息を漏らす。
 海千山千といってもいいこの御仁は彼の方のことになると、それこそ年頃の少年のような挙動を見せる。その様は新鮮で見ていてとても楽しいものだが、あまりからかいすぎると臍を曲げてしまうため、そのあたりを見極めなければならなかった。
 今はまだ午前中。彼の方のチョコレートがどうこの御仁の手に渡ることになったのか、経過を尋ねるのは明日でも遅くはないだろう。
「瓢箪さま、瓢箪さま。おじかん、ございましたら……わたくしの屋敷にいらっしゃいませんか? おいしいお酒が手にはいったのです」
 いかがですか、と袖口を口に当てて尋ねると、彼は細い睫に綺麗に縁取られた淡い色の目を細めた。
「うむ。一杯与ろうかのう」
「きっと、一杯ではすみませんよ? とてもおいしゅございますから。わたくし……昨夜はついつい深酒してしまいました」
「お前さんほど弱くはないつもりじゃが?」
「存じております」
 戯れるような声音に面の下でくすりと声を漏らすと、彼の幼い容貌にそぐわない笑みが浮かぶ。雰囲気同様、それはなかなかに心地いいもので。
「昨日の残りものなのですけど……山芋の煮付け、意外とあいましたよ?」
「それは是非ともいただきたいのう」
 昼間から酒か、などと野暮な小言を言う人物はおらず、平日の人気のない道を行く。
 屋敷へと向かう道中に咲く花に顔を綻ばせながら、明日は祝い酒でしょうか、と気の早い算段を始めた。







今更感が半端ないけども、バレンタインの二人。
この二人は顔合わせれば酒飲んでる気がする。
椿は瓢箪君のことは敬ってるしおこがましいとは思いつつ、一緒にお酒飲むのが楽しい酒飲み友達だと思ってる。
本当におこがましいですが(;´Д`A ```
ふーちゃんとのことはものすごく温かい目で見守ってます☆ヾ(´▽`*;)ゝ"
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