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2012.05.23 MMOパロ
はやりのMMOものを書きたいと思ったのですが、単なるパロになってしまいました。
しかも設定考えただけで満足してしまいました。
世界観としては、よくあるテンプレMMOものと同じようなものです。
俺の厨二心が疼くぜ!!

一応ワンクッション置いておきますので、大丈夫そうな方は追記からどうぞ。
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~ぽーつば編~


今日も今日とて雨模様。
梅雨らしいといえば梅雨らしいが、じっとり纏わりつく湿気と生温い気温が鬱陶しい。
ご主人に言わせれば風情があっていいらしいが、いち猫の視点から言わせてもらえば、毛並みも乱れるしあまりいい季節ではない。ノミも湧きはじめてしまうし。
だからこそノミ対策は万全だというのに、昨日ノミ取り用シャンプー(猫用)を買ってきた黄色い先住民にいい笑顔でごしごしと洗われてしまった。
何となく腹立たしかったので噛むだけでなく引っ掻いておいたが、泣き真似をした次の瞬間にはその傷が消えていた。いつもいつも思うが、あいつは本当に人間なのだろうか。
あぁ、人間ではなかった。

その人間ではない私の飼い主二人はといえば、片方はアイロンがけ、もう片方は意味もなくごろごろと縁側で転がっている。暇なら手伝えと転がる黄色い物体に噛み付いてやろうかと思ったが、あまりにもな間抜け面に叱咤する気持ちすら失せた。
肝心のご主人は手伝ってもらうなどという考えは微塵もないらしく、ぼへっと庭を眺めている同居人のためにせっせとアイロンがけを続けている。
毎度の事ながら何も手伝わない伴侶に不満ひとつもらさないご主人の気が知れない。
同じく、すぐに癇癪を起こして理不尽に当り散らすご主人に苦言ひとつこぼさない黄色い物体の気も知れない。

「なーなー椿ちゃん」
「……はい? なんでしょう」

庭を眺めているのにも飽きたのか、縁側から転がってきた黄色い物体がご主人にのしかかる。
見るからに作業を妨害している黄色い物体に小言をもらすでもなく、べたべたと膝に陣取ろうとしている頭をやんわりと抑えているだけのご主人の怒りのツボは相変わらずよくわからなかった。

「あのなー、来週さー」
「はい」
「椿ちゃんの家で一緒に寝たいなーなんて☆」
「はぁ?」

何言ってんだこいつ、という胡乱さを隠しもしないご主人の指が、締まりなく緩んだ黄色い物体の頬を抓る。
結構な強さで抓りあげられているだろうにも関わらず、当の本人は相変わらずのにこにこ顔だ。

「あ、違った。椿ちゃんの部屋で一緒に寝たいなーって」
「いやです」

ばっさりと斬り捨てて、元のアイロンがけに戻るご主人。
やだー(;д;)と後ろから抱き着いて、さめざめと駄々を捏ねるその伴侶。

流れ流れの成り行きならともかく、ご主人は進んで風呂や睡眠を一緒しようとはしない。
最愛の伴侶からの大抵の願い事は聞き入れるご主人の、そこは譲れない部分らしい。
進んではしないが文字通り成り行きなら受け入れるため、いちいち尋ねる必要はないと思うのだが。

「やだー、一緒に寝るー(;д;)」
「あぶないのではなれてください」

けれどたぶん、来週は同じ布団で眠ることになるのだろう。
そもそもほぼ毎日褥を共にしているというのに、本当に何故いちいち尋ねるのか。
男心というものはよくわからないものだ。


しとしとと降る雨は相変わらず鬱陶しい。
湿気もじめじめ鬱陶しいけれど、たまには二人に挟まれて眠りたい。
女にかまけてないでたまには構えと、噛み慣れた黄色い頭に噛み付いた。







~エリあじ編~


相も変わらぬ雨模様。
梅雨というのは梅の実の熟する頃に降る雨。
ご主人がせっせと梅干を漬け始めたこの季節、まだまだ終わりそうにはない。

そもそも何故梅雨などという時期が必要なのか。
大量の雨を必要としている人間など、どこぞの水不足の国の住人くらいではないか。
それすらも季節柄やってくる台風で賄えるだろうし、ただべたべたぬるぬると不快な気分になるだけだし、本当に存在意義がわからない。

――と、思っていたのを感じ取ったのか、おつかい帰りに鉢合わせた雨の似合う花が口角を上げたのが運の尽きだった。
おかげでこの気だるい空模様の中、いまだに愛しい我が家に帰ることができずにいる。


「ねーエリちゃん、もう動いていいの?」
「止まってろとは言ってない」

そんなことはいいから帰してくれ。
そう思う私の胸中は伝わらない。

油臭さを感じるコテージを背後に、庭に立てられたパラソルの下、ぱらぱらという雨音だけを聞いている。
雨音だけというのは語弊があった。
正確には、雨音と、はしゃぐ少女の甲高い声と、鉛筆が紙を滑る軽い音、だ。
おつかい帰りに雨少女に拉致され、連れられて来たと思えばこんな陰気臭い場所だ。それほど陰気だというわけではないが、雨で気が沈んで帰ることもできずに放置されている私の不機嫌フィルターを通せば、陰気だと言ってしまってもいいと思う。

梅雨冷えの寒さに一瞬身を震わせ、早く帰してはもらえないだろうかと、丸まって重ねた前足に顎を乗せる。
心なしかいつもより機嫌のよさそうな雨少女は、手にした可愛らしい傘の下、楽しそうに水溜りの中を歩いている。紙に鉛筆を走らせるうさ耳男(今はいつものコートを羽織っていないからうさ耳ではないかもしれない)は、雨除けのパラソルの下、行儀悪く足を組んで椅子にもたれかかっていた。
傍から見ればはしゃぐ妹とそれをスケッチする暇な兄のように映るだろうが、実際はただの性悪とロリコンである。

「ねーねーエリちゃん」
「あ?」

その愛らしい姿の裏に何を隠しているのかわからない雨少女を一瞥して、これ以上付き合うのも面倒だと目を伏せた。
ぱしゃんと、一際大きな水音がする。

「明後日さ、遊園地行かない?」
「雨さえ降ってなければな」

抑揚のない声の主の視線は、相変わらず手にした紙面に落とされているのだろう。
というかこの時期に雨の降っていない日のほうが珍しいと思うが、それは遠回しなお断りの言葉なのだろうか。

「えー、雨が降ってるから楽しいのにぃ」
「風邪ひくだろ。前にテンション上がって傘も差さずに走り回ったこと忘れたのか」
「あーちゃんは成長したんですぅ。もうそんな子供じゃないんですぅ」

姿を見ずともぷっくりと頬を膨らませているだろう雨少女が瞼の裏に見えて、そんな仕草が愛らしく見られるのはもう少しだけだぞと内心で舌打ちした。
それをわかって面白半分にやっているだろう雨少女に、何ともいえない気分になる。

「ねーね、シロちゃんも行く?」

行くわけがないとわかっていて聞いてくるあたり、やはり複雑な気分だ。







~ひょうふく編~


毒を吐けども雨模様。
今朝目が覚めて久方ぶりに青空が見えたものだから、散歩などに出かけたのが間違いだった。
屋敷を出てまだ三十分と経っていないというのに、青かった空は分厚い鈍色の雲に覆われ、さわやかだった空気は湿り気を帯び霧雨が舞っている。
知らず知らず気付かない振りをしていたらしい雨の降る前の匂いを、もっと受け入れていればよかった。

急降下していく気分に打ちひしがれながら往来で突っ立っていたからだろうか。額に手を当てて空を見上げていた少女が私に気付き声をかけてくれた。
風邪を引きますよと慌てた少女に誘われるまま店内に足を踏み入れる。
まだ店を開けていない所為だろう、人のいない店内は閑散としており、けれどその静けさが心地よかった。
温めたミルクを出してくれた少女に小さく鳴いて礼を述べ、いいえと微笑み返してくれた少女にほっこりとした癒しを感じる。

落ち着くまでいてくださってかまいませんからねという少女の言葉に甘えて、のんびりとミルクを舐める。
こんな空模様でも変わらず店を開けているらしい少女は下準備に忙しそうだった。
じっと眺めていた視線に気付いたのだろう、今日は休みだから軽く片付けているだけなんですよと言った少女になるほどと頷きかけて、それでは休みの日に上がりこんでしまったのかとはっとする。
これ以上の迷惑になる前に失礼しようとした矢先に、もう少しかかりますからゆっくりしてくださいねと微笑まれた。
なんとなく、釘を刺されてしまった気分だ。

まぁいいかと再びミルクに舌鼓を打つ。
控えめに戸が開いたと思えば、おずおずとした様子で白髪の少年(仮)が入ってきた。
幸いよく見る顔ではあったので、奥に引っ込んでいる少女の代わりに今日は休みだと伝えてやろうと腰を浮かしかけたが、戻ってきた先に少女が少年(仮)を見咎めて軽く瞠目した。

「瓢箪さん? 今日はお休みなんですけど……どうかしました?」
「い、いや、今日はのぅ……」
「どうしよう、あんまり材料ないんですけど……ありあわせのものでもいいですか?」
「うむ……い、いやっ、そうではないのじゃ! そ、その、のぅ……」

申し訳なさそうな少女に、尻すぼみに落ち着きなく目を泳がせている少年(仮)。
気分がいいのも手伝って、なんだなんだとミルク皿越しに野次馬的な視線を向ける。

不安さを混じらせつつも不思議そうな少女に対し、少年はしどろもどろと言葉を捜しているようだ。照れているというよりは、躊躇っていると言ったほうがいいかもしれない。戸惑ったように少女に目を向けて、うぎゅぎゅと口を引き結んで目をそらす。
お前普段の飄逸さはどうしたと突っ込んでやりたい。

「あの、のぅ……」
「? はい」
「き、今日、これから?」
「……はい」
「どこか、旅行に行かぬか?」

散々選りすぐったらしい短い言葉は、単なる可愛らしいデートのお誘いだった。
ぱちぱちと目を瞬かせた少女の頬が、数泊置いて朱に染まる。
真っ赤になって押さえた口から漏れた『りょ、りょこう……』という囁きに、つられたように赤くなった少年(仮)の『Σ日帰り! 日帰りで!!』という叫びが、妙に耳に響いた。


気の晴れない、雨降る朝の雨宿り。
相変わらずの雨にささくれ立った気分が、少しだけ和らいだ気がした。







ツイッターネタ。
極短+一発書き+どうしようもない感じですが、書いてるほうは楽しかったです(´∀`*)

三つ通してシロ視点。
もう忘れられているかもしれませんが、シロは椿の飼い猫(ホワイトライオンの子供)です。

こういうノリだけの話を書く楽しさは異常。
2012.05.20 手持ちポケ
うちの奴らがポケモントレーナーだったら手持ちはどんなのかなと。
一応ワンクッション置いておきます。
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